少子高齢化が叫ばれる中、全国各地にあるご先祖様のお墓を１つにまとめることも大切な時代になってきています。
墓じまいをしっかり行い、ご先祖様を供養しつつ、我々が暮らしやすい環境の中でお墓参りができる環境を作っていきましょう。
今回は日本一人口が多い東京都における墓じまいについて解説していきます。墓じまいをしっかり行うためには専門業者が必要になります。どういう業者に依頼すべきか、などについてもしっかり解説していくので、ぜひ参考にしてください。
最初に墓じまいとはどのようなものか解説します
今回紹介する「墓じまい」について、どのようなものか解説します。「墓じまい」という言葉に馴染みがない方もいるかもしれません。先祖代々の墓をしまう、片付けることは、あまり想像できないかもしれませんし、あまり良い印象を持たないかもしれません。
しかし、実際には多くの人がこの「墓じまい」を行っています。墓じまいは少子高齢化で人口が減少し、お墓の管理ができなくなっていく中で必要なものであり、そのためには業者の力も借りるべきです。特に全国一少子化が進む東京ならばなおさらです。
墓じまいとは？
まず、墓じまいとは何かを説明します。墓じまいとは、全国津々浦々にある既存の墓を撤去し、その中の遺骨を別の場所に移す一連の手続きや作業を指します。なぜ墓じまいをしなければならないのか、その理由は多岐にわたります。どれかに該当するご家庭はぜひ東京での墓じまいをご検討ください。
後継者不在
少子高齢化が進む日本では、次世代に墓守を引き継ぐ人がいないケースが増えています。そのため、墓の管理や供養が困難になる家庭が多く、墓じまいを検討することが増えています。特に少子化が進む東京では、全国にある先祖代々のお墓を維持管理することが極めて難しくんなっています。
引っ越しや転居
仕事や生活の都合で故郷を離れ、遠方に住むことになった場合、定期的な墓参りや管理が難しくなります。このため、新しい住まいの近くに遺骨を移すことを選ぶ人もいます。東京のどこかに墓じまいした後の骨を移せればかなり墓参りが楽になるでしょう。
経済的な理由
墓の維持には費用がかかります。墓地の管理費や供養費用が負担となることがあり、これ以上の支出が困難な家庭では、墓じまいを行い、遺骨を維持費の少ない納骨堂や市民墓地に移すことがあります。地面に立っている「先祖代々のお墓」ではなく「納骨堂」や市民墓地に先祖のお骨を移すのも墓じまいの１つの目的になります。
家族全員を１か所に埋葬することを希望
今生きているご家族の話し合いで、家族全員が一つの場所に埋葬されることを希望するケースもあります。先祖代々の墓が各地に散在していると、それぞれにお参りするのは負担が大きく、墓じまいをして一箇所にまとめることが選ばれます。
東京23区などの比較的新興住民が多い地域では、先祖代々の墓じまいが比較的容易であると言われています。東京都内1か所にまとめられればかなりさまざまなことが楽になるはずです。
墓じまいに必要な手続きはどうする？
墓じまいを行うには、いくつかの手続きが必要です。この墓じまいの手続きの流れについてはしっかり覚えておきましょう。
親族との相談
まず墓じまいを行う前に、親族全員としっかり話し合い、同意を得ることが大切です。同意を得ないで勝手に進めてしまうと、あとあと一族を巻き込んだ大問題になってしまい、家族、親族関係が方形してしまいます。
墓地の管理者への連絡
墓じまいについて家族の意向が固まったら、いよいよ具体的な手続きに入ります。今先祖が眠っている墓地の管理者に連絡し、墓じまいの意向を伝えます。この際、具体的な手続きや必要書類についての説明を受けます。
行政への手続き
墓じまいには行政の許可が必要です。墓地がある自治体に「改葬許可申請書」を提出し、現在の墓地の管理者の証明や新しい埋葬先（墓じまい先）について連絡します。
自治体によっては、追加書類や手数料が必要な場合もあります。
遺骨の取り出し
改葬許可が下りた後、遺骨を取り出します。これは通常、専門の墓じまい業者、あるいは石材店や遺骨を移す霊園のスタッフに依頼します。遺骨は丁寧に扱い、一時的に自宅に安置する場合もありますが、専用の骨壺に移し、新しい埋葬先に移送します。
墓石の撤去と整地
遺骨を取り出した後、墓石を撤去し、墓地を整地します。墓石の撤去は専門業者に依頼します。撤去後の墓地は、元の状態に戻す必要があります。どこまで更地に戻すかは、今あるお墓の管理者（お寺など）としっかり話し合ってください。
新しい墓への移送
遺骨を新しい埋葬先に移送します。新しい場所での埋葬手続きも事前に確認し、必要な準備を行います。この移送は家族だけではなく、専門業者に依頼することもできます。
関連書類の準備、提出
墓じまいに必要な書類を不足なく用意します。改葬許可書や撤去証明書、新しい墓地の契約書などを整備し、行政機関へ提出、控えについては保管しておくことが重要です。
新しいお墓での供養
すべての手続きが終わったら、墓じまいを完了したことを親族や関係者に報告し、新しいお墓で供養を行います。新しいお寺や墓地とよく相談してよい供養にしてください。
専門業者への相談
墓じまいには多くの専門的な手続きが伴います。そのため、自分たちで行わず、専門の業者や行政書士などに相談し、代行してもらうと良いでしょう。
専門業者は的確なアドバイスができ、行政手続きに失敗がないように代行できます。ぜひ専門業者への手続き代行も検討してください。専門業者なら提携している弁護士や行政書士もいるので安心できます。
このような流れで「墓じまい」は行われます。単にお墓を撤収するだけではなく、行政手続きも必要になります。お墓は極めて公共性があり、かつ衛生的にも万全な取り組みが求められる場所です。神聖、厳粛な中でもミスが無いように取り組まなければなりません。
東京の墓じまい業者の中でおすすめできるところはどこ？
東京都で墓じまいをしたい場合、依頼できる専門業者をいくつか紹介します。これらの墓じまい業者に依頼して、確実な墓じまいを実現させてください。
わたしたちの墓じまい
全国対応可能な墓じまい業者です。通常の墓じまい業者の半額（23万円コミコミ）でサービスを提供し、行政書類の申請サポートも行います。さらに、合同葬や共同墓地の紹介、引っ越しのサポートも提供しています。墓じまいから最終的な儀典まで、すべてをアウトソーシングできます。
ニチリョク
ニチリョクは、お墓の建設、管理、石材品の製造販売、葬祭場の運営など、多岐にわたる事業を展開している会社です。年間施工実績が500件以上あり、ジャスダックに上場しているため、信頼性も高いです。
ニチリョクの提供する墓じまいサービス「ごく楽引っ越しサービス」では、専門家が墓じまいをサポートします。また、墓じまいセミナーも開催しており、さらにインターネットで簡単に見積もりを出せるサービスも提供しているため、費用の計算も手軽にできます。
ヤシロ
ヤシロは、「墓じまい永代供養パック」があり、相談から新しい供養先への納骨までワンストップサービスで提供されています。
永代供養先として、「合祀 永代供養墓なごみ霊廟」、「ガーデン型 永代樹木葬COCORO（ココロ）」、「永代供養 樹木葬さくら」など独自のコネクションで墓じまい先を見つけることも可能です。
まごころ価格ドットコム
まごころ価格ドットコムは、これまでに6万件以上の墓石関連サービスを提供してきた実績があります。
手続きが複雑なな墓じまいですが。まごころ価格ドットコムでは「相談から供養先の紹介」まで一貫してサポートするワンストップサービスを提供していてとても楽です。
LINEでの無料相談も受け付けており、誰でも気軽に墓じまいの相談をすることが可能です。墓じまいに抵抗がある方も、まずLINEで問い合わせてみてはいかがでしょうか？
これらの墓じまい業者は、墓じまいに必要な手続き全般を支援、代行します。墓じまいの手順として、まず現地調査（今あるお墓の調査）を行い、見積もりを提示ます。契約していただけるようなら、次に、行政手続きの代行を行い、改葬許可証の取得をサポートします。
その後、実際の工事に取り掛かり、墓石の解体・撤去を行い、遺骨を新たな供養先に移動します。
多くの業者は、単にお墓を撤去するだけではなく、墓じまいに必要な宗教儀式（閉眼供養など）にも精通しているので、さまざまな宗派、宗教に対応可能です。
仏教以外の宗教の方も、各墓じまい業者に相談してみると良いでしょう。
墓じまい業者はどのように選ぶべきなのかポイント解説します！
墓じまい業者を選ぶ際には注意していただきたいポイントがあります。これらのポイントについて理解していただき、条件を満たせるかどうかしっかり確認してください。条件を満たす墓じまい業者が東京にあれば、ぜひ利用を検討してみてください。
それでは墓じまい業者を選ぶポイントについて考えていきます。東京にこれらの業者はあるのでしょうか？
実績と信頼があるかをしっかり確認する
最も重要なのは、墓じまい業者の実績と信頼です。その業者が信頼できるかどうか、口コミや評価、取引先企業などを調べてください。
墓じまいには、石材業、解体業、土木施工管理技士などの資格や許可が必要な場合があります。これらの資格を持っている業者なら、技術力についても確認できます。東京都内の有名霊園などと取引していることが確認できれあ大きな加点要素になります。
料金体系が明確である
費用が明確でわかりやすい業者を選ぶことが大切です。「全部込み○○万円」といったシンプルな料金体系を提供している業者が望ましいです。事前に詳細な見積もりを提供してくれる業者を選ぶと、費用の内訳が明確であり、他の墓じまい業者との相見積もりもしやすくなります。また、追加費用が発生する可能性についても確認しておくと安心です。
基本料金は安いが、どんどんオプションを請求され高くなるという事態は避けなければなりません。
サポート体制が整っている
墓じまいは故人の遺骨を別のお墓へ移す厳粛な「儀式」です。気軽に相談でき、緊急対応などのサポート体制がしっかりしている業者を選びましょう。東京都の業者に相談する際は、厳粛な儀式としての理解を持って対応してくれるかどうかも重要です。墓じまいはビジネスライクなだけではできません。
アフターサービスが充実している
墓じまい後のサポートが充実しているかどうかも確認しましょう。例えば、行政への手続き代行や新しい墓地や納骨堂の紹介、墓じまい後のお墓探しやお墓そのものの制作など、ワンストップサービスを提供している業者は便利です。
これにより、墓じまい後も安心して進められます。
行政手続きの代行が可能か
墓じまいには改葬許可の取得など、さまざまな行政手続きが必要です。これらを代行してくれる業者を選ぶと、手続きの負担が軽減されます。行政手続きはかなり煩雑ですが、必ず行わなければならないため、代行サービスがあると非常に助かります。
これらのポイントを踏まえ、いくつかの墓じまい業者をピックアップして比較検討することが大切です。埼玉県内だけでなく、県外の業者も候補に入れてみてください。複数の業者から見積もりを取り、最適な業者を見つけることができるでしょう。
東京都の墓じまい相場とお墓候補
まず東京都の墓じまいにかかる費用を押さえておきましょう。
1つの目安として以下の金額を考えてください。少なくとも30万円以上はかかります。
墓じまいに必須なものは○
| ○ | 墓じまい工事 | 15～50万円 |
| ○ | 改葬先の準備 | 10～100万円 |
| ○ | 行政手続き | 0～20万円 |
| 閉眼供養 | 3～5万円 | |
| ご遺骨取出し移動 | 3～15万円 | |
| 離檀料 | 5～20万円 |
墓じまいの費用が30万円以下で済む場合、サービス内容次第では候補として十分検討に値します。
墓じまい後の遺骨の移転先も事前にリサーチしておくと安心です。業者に相談すれば親切に教えてもらえるでしょうが、あらかじめ候補地を把握しておくとスムーズです。東京都内に菩提寺がある場合、馴染みのあるお寺を新たな埋葬先として検討するのも良い選択です。
東京都内にある公共墓地や市民霊園
東京都内に菩提寺があり、そこに遺骨をまとめられるならば比較的容易に墓じまいできますが、そうでない場合、公共墓地や市民霊園を探さなければなりません。
東京都内にある主な公共墓地や市民霊園についてまとめましたので、東京都内で墓じまいする際には参考にしてください。
＜東京都の公共墓地、市民霊園＞
- 青山霊園 東京都港区南青山2-32-2
- 雑司ヶ谷霊園 東京都豊島区南池袋4-25-1
- 谷中霊園 東京都台東区谷中7-5-24
- 染井霊園 東京都豊島区駒込5-5-1
- 多磨霊園 東京都府中市多磨町4-628
- 小平霊園 東京都東村山市萩山1-16-1
- 八王子霊園 東京都八王子市元八王子町3-2536
- 稲城・府中メモリアルパーク 東京都稲城市矢野口3567
- 南多摩都市霊園 東京都八王子市南大沢三丁目1999-2
主なものは以上になります。東京23区内の公共墓地や市民霊園は数が少なく、現状かなり競争があるかもしれません。しっかり各公共墓地や市民冷暗にお問い合わせください。
東京で墓じまい業者を選ぶ場合「わたしたちの墓じまい」がおすすめ！
東京で墓じまいを検討しているなら、ぜひ専門業者「わたしたちの墓じまい」をおすすめします。
「わたしたちの墓じまい」は、他の業者の約半額でサービスを提供しています。また、墓じまいに必要な行政手続きも代行してくれます。行政手続きを無視して墓じまいを行うことはできませんので専門業者の力を借りられるのはとても大きなメリットです。
これらの手続きを含めて、墓じまい全般を「わたしたちの墓じまい」に任せることを考えてみてください。
「わたしたちの墓じまい」は日本全国どこでも参ります。東京23区だけではなく多摩地方のお墓も問題なく対応します。奥多摩にお住まいの方も大丈夫です。
ぜひ一度「わたしたちの墓じまい」まで問い合わせていただき、最も良い方法で墓じまいしてみましょう。
墓じまいを行い、家族が末永く一緒になれる環境をぜひ作り上げてください。
何卒よろしくお願い申し上げます。
