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ちょっと変わったお盆の風習~山梨・広島編

お盆は先祖の霊を祀る行事として、全国各地で行われていますが、その風習は地域によって異なります。今回は山梨県と広島県に伝わる、ちょっと変わったお盆の風習を紹介します山梨県のお供えもの里のものとして『あべ川餅』をお供えする風習があります。安倍川餅は元々静岡発祥のお菓子で、焼いた餅を柔らかくして砂糖入りのきなこをまぶしたものです。しかし山梨では、四角いお餅にきなこと黒蜜をかけたものを『あべ川餅』と言うそうです。なぜお盆にあべ川餅をお供えするかというと、山梨では昔から季節の行事にはお餅を食べる習慣があり、静岡から入ってきたあべ川餅が形を変えて定番になりました。静岡では砂糖、山梨では黒蜜という違いができた理由としては、山梨では一般的に手に入りやすい黒蜜を選んだのではないかといわれています。山梨県のお土産と言えば「信玄餅」が有名ですが、元はこの『あべ川餅』をヒントにして誕生したものだそうです。ちなみに…あべ川餅は、元は徳川家康が食べていたきな粉餅が原点で、一説によると安倍川上流で採れた砂金に見立て、それを気に入り『あべ川餅』と名づけたそうです。広島県の盆燈籠
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造花をお墓にお供えしてもいいの?

お墓参りに行ったり、霊園を見学したり、近くを通ったりした際、造花の供花をよく見かけるようになりました。枯れてしまった供花を見かけると、寂しい気持ちになってしまいますが、造花をお供えするのもマナーとしてよいのかどうか、気になるところです。ここでは、お墓にお供えする花が造花でもいいのかどうかについて、詳しくご説明していきます。■お墓に花をお供えするマナーとは〇花のお供え方法お供えの花には、「供養する人の心を鎮める」「枯れていく花から命の尊さを学び感謝する」という意味があり、お墓に向けて供えるのではなく、参拝者側に向けて供えるのが正しいお供え方法です。
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お墓参りにふさわしい服装

お墓参りで気になる服装については、意外と分からないこともあり、どのような服装がいいか悩む方もいることでしょう。今回はお墓参りの服装についてご紹介します。■普段のお墓参りお盆や帰省で行う一般的なお墓参りの服装は、特に決まりがなく普段着でも構いません。ただし、お墓という場も考え、派手な色の服は避けておきましょう。さらに、墓地は厳粛な場所です。肌の露出が多い服装や、タンクトップ、サンダルなど、カジュアルすぎる服装もよくないので気をつけましょう。またアクセサリーは、墓石に傷をつける原因となりますので、大きめの腕時計や長いネックレスははずしておくことをおすすめします。■掃除も兼ねてのお墓参りお掃除をする場合は意外と時間がかかります。水も使って掃除をしますので、動きやすい服装や濡れても良い服装を選びましょう。また、水を使用するということで地面は滑りやすくなっていますので、その点もふまえ履物にも注意する必要があります。また、夏の暑い日太陽の下で何時間も掃除をしていると熱中症になってしまいます。予防のために帽子をかぶって掃除をしてもかまいません。しかし、お参りをするときは脱ぐことを忘れないようにしましょう。■特別な日法事や法要に合わせてお墓参りをする場合は、喪服や準喪服が望ましいです。成人式やお正月、結婚など人生の節目に報告を兼ねてお墓参りをする場合は、そのときに合った服装でお参りをしてもマナー違反にはあたりません。例えば、成人式の場合は晴れ着でお墓参りをすることも可能です。しかし、ファーの襟巻きなどは外しましょう。
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お墓参りの時期は?時間は?

毎年、お盆の時期にお墓参りをしますが、他にもお墓参りをするべき時期や日はあるのでしょうか。また、時間帯は気にしなくても良いのでしょうか。ここでは、お墓参りの時期と時間帯についてご紹介します。お墓参りの時期お盆やお彼岸にお墓参りをするのが一般的ですが、他にも押さえておきたい時期が、実は1年の内に16回もあるのです。その中から一部をご紹介します。1.命日(祥月命日)お墓に眠る方の亡くなった月日の事をさし、1年に1日です。命日(祥月命日)には法要などを行うため、お墓参りに大事な時期です。2.月命日お墓に眠る方の亡くなった日付をさし、1年に11回あります。例えば、12月1日に亡くなった場合は、12月1日が命日(祥月命日)で、他の月の1日が月命日となります。3.春のお彼岸春分の日を中日とした1週間が春のお彼岸です。2018年は3月18日がお彼岸入り、3月21日が中日(春分の日)、3月24日がお彼岸明けとなっています。4.秋のお彼岸秋分の日を中日とした1週間が春のお彼岸です。2018年は9月20日がお彼岸入り、9月23日が中日(秋分の日)、9月26日がお彼岸明けとなっております。
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お墓にお供えするお花のマナー

子どもの頃は、なんとなく親に着いていき、なんとなく見よう見まねでしていたお墓参り。大人になり、いざお墓参りに行くとなると、何から準備をしていいものなのか意外とわかりません。そこで、気になるのは「お墓の供えるお花」について。どうような花を選べば良いか、供える花に決まりはあるのかなど、考えれば考えるほど疑問が湧いてきますよね。今回は『お墓に供えるお花のマナー』についてご紹介します。マナーや決まりお墓にお供えする花のことを、仏花(ぶっか)といいます。仏教では、「お香」「お花」「灯燭」「飲食」「浄水」の5つを仏様に供えるとよいとされ、花はとても大切な存在となっています。
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ちょっと変わったお盆の風習~岩手編

先祖の霊を祀る行事は全国各地で行われていますが、その風習は地域によっても異なります。今回は岩手県に伝わる、ちょっと変わったお盆の風習をご紹介します。◯迎え火・送り火先祖の霊をお迎えするのを「迎え火」、送り出すのを「送り火」と言います。岩手県北部の迎え火・四十八燈「新盆」から3年の間、四十八燈という行事が各家庭で行われます。文字通り48本のロウソクを灯してご先祖様を迎えるのですが、横に並べるのではなく、3段~4段のロウソクを立てる台に並べます。お盆の間は身内や親族、そしてご近所の方が集まり、ロウソクに火を灯し、拝みにきます。ロウソクが全て消えると、この四十八燈が終わります。これには諸説あるようですが、阿弥陀仏が法蔵菩薩であった時に、仏に成るための修行に先立って立てた願いが48だったことに由来しているそうです。盛岡の迎え火・樺火
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お墓のお掃除<手順やマナー>

道具が揃ったところで、今回は手順やマナーをご紹介します。≪掃除の手順≫まず、墓石に特殊なコーティングをしている場合があるので、必ず業者に手入れの確認をしてから行いましょう。①敷地内の清掃落ち葉を拾い集め、雑草の除去をします。枯れている花や線香の燃えカスなどもキレイに取り除きます。見落としがちですが、砂利の汚れも確認し、汚れている場合はザルにあげて水洗いをします。②墓石の水洗い前回もご紹介したように、家庭用の洗剤を使用するとシミや変色の原因となりますので基本的には水洗いで。スポンジに水をふくませて洗います。③専用洗剤の使用墓石の汚れがひどい場合は、墓石専用洗剤で洗います。使用前には必ず目立たないところで試してみる事をオススメします。④文字部分の掃除歯ブラシや布、細かい部分には前回ご紹介した割り箸に布を巻いたもので、慎重に優しくこすりましょう。⑤小物類の水洗い花立てや線香皿などを取り出して、中を掃除します。花立てには柄のついたスポンジを使用すると便利です。⑥仕上げの乾拭き最後に乾いたタオルでふき取ります。水分が残っているとコケが生える原因となりますので、丁寧にふき取りましょう。
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お墓参りとともに覚えておきたい「法事・法要」

法事・法要とは、亡くなられた方の冥福を祈って、供養する仏教の儀式です。住職にお経をあげてもらうことを「法要」、法要とその後の会食を含めた行事を「法事」と呼びます。わかりやすく表記すると、「法要」+会食=「法事」となります。法要とは法要の役割には1、故人を偲ぶため2、故人の冥福を祈るため3、自分自身を見つめ直すための3つがあります。3はなんだか関係が無いようにも見えますが、故人が設けてくれた人と人とのご縁やつながりを再確認し、感謝の思いを新たに、自分自身を見つめ直す場でもあるということです。法要を行う日仏教では法要を行う日が決まっており、大きく分けて忌日法要と年忌法要があります。仏教によると、亡くなられてすぐ故人は黄泉路、いわゆるあの世への道を歩き、三途の川へと向かうと言われます。それにかかる期間が七日間とされ、その三途の川へと導くために行うのが「初七日法要」となります。とはいえ、最近では葬儀当日に行われることが多くなっています。その後、七日ごとに閻魔大王などから七回にわたり、生前の行いに対して裁きを受け、四十九日目で極楽浄土へ旅立てるか否かの判定が下されます。この四十九日目が忌明けになります。(地域によっては五七日が忌明けとなるところもあります。)また、この四十九日の間を「中陰」と言います。
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お墓のお掃除<必要な道具>

お墓のお掃除って、意外と時間がかかります。まず何から始めたら良いか、何を準備したら良いか、わからない方もいるのではないでしょうか。今回は、お墓をお掃除するときに準備するものと、あったら便利なものをご紹介します。≪準備するもの ~基本編~≫タ...
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地域で異なるお盆について

夏の季節、日本人にかかせない行事となっている、お盆。帰省やお墓参り、またお祭りが行われる地域もあるでしょう。ご家庭によっては親戚が集まるというのも、お盆の楽しみの一つかもしれません。お盆とは、先祖の霊があの世から家族のもとへ帰ってきて一緒に過ごす、日本で古くから行われている行事のこと。その時期は8月が一般的です。しかし地域によっては7月にお盆の行事を行うところもあります。3つに分かれたお盆の時期明治以降、新暦(太陽暦)が導入され定着したことで8月のお盆が誕生し、以下のように3つの時期に分かれていきました。①7月13日~15日-旧暦の月日をそのまま新暦に当てはめた②8月20日前後(旧盆)-旧暦7月15日が新暦では8月20日前後のため③8月13日~15日(または16日)(月遅れ盆)当時は日本国民の8割が農業に携わっており新暦7月15日は農作業の忙しい時期に重なりました。そのため、お盆を1ヶ月遅らせて「月遅れのお盆」として、ゆっくりお盆の行事ができるようにしたのです。現在も地域によってお盆の時期はまちまちですが、東京や一部の地域では7月13日からお盆を迎えることが多いです。