「墓じまいをしたいけれど、お寺から高額な離檀料(りだんりょう)を請求されたらどうしよう」と不安に思っている人は少なくないでしょう。
離檀料とは、これまでお世話になったお寺に対して、感謝の気持ちを込めてお渡しする「お布施」の一種のことです。
決して義務ではありませんが、長年の供養に対するお礼として包むのが一般的なマナーとされています。
そこで今回、墓じまいをした経験がある100人を対象に、離檀料に関するアンケート調査を実施しました。
アンケート結果をもとに、実際に支払った金額の相場や、トラブルを避けるための対処法などを詳しく紹介します。
これからお寺との相談を控えている人にとって役立つ情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
離檀料(お布施)を支払った人は約8割
墓じまいをする際、どのくらいの人が離檀料を支払っているのでしょうか。
墓じまいをした経験がある100人に、離檀料を支払ったかどうかを尋ねたところ、以下のような結果になりました。

アンケートの結果、約8割の人が離檀料を支払っていることがわかりました。
多くの場合、これまでお世話になったお礼として、お布施の形で離檀料をお渡ししているようです。
一方で、11人の人は「離檀する必要がなかった」と回答しています。
公営墓地や特定の寺院に所属していない霊園などにお墓がある場合は、そもそも離檀という仕組みがないので、支払いが発生しないケースがあるようです。
離檀料を支払わなかった事情とは
一方で、お寺にお墓があっても離檀料を支払わなかった人も一部存在します。
「支払っていない」と答えた13人に、その経緯を詳しく尋ねました。

結果を見ると、最も多かったのは「お寺から一切請求されなかった」というケースでした。
お寺によっては、離檀料を全く求めない方針のところがあるようです。
また、自分たちで用意して持参したものの、お寺側から辞退されたという温かいエピソードもありました。
つまり、「離檀=高額な支払い」と決まっているわけではないようです。
離檀料のボリュームゾーンは「10万円〜50万円」
では、実際に離檀料を支払った人は、どのくらいの金額を包んだのでしょうか。
離檀料を「支払った」と答えた76人に、具体的な金額を尋ねたところ、以下のような結果になりました。

アンケートの結果、「10万円〜50万円未満」と回答した人が38人と最多でした。
世間一般の相場としては、このあたりの金額が最も選ばれやすいボリュームゾーンであるといえるでしょう。
法要1回分から数回分程度のお布施を目安にしている人が多いようです。
一方で、50万円以上の金額を支払った人も少数ですが存在しています。
お寺との長年の付き合いの深さや、地域の慣習によって金額は変動すると考えられます。
しかし、100万円を超えるような極端に高額なケースは、今回の調査では見られませんでした。
「離檀料として数百万円を請求されるのでは」と過度に怖がる必要はないでしょう。
約4割の人が離檀の際のトラブルを経験している
穏やかにお墓を片付けたいと思っていても、お寺とのやり取りで苦労する人は少なくないようです。
続いて、墓じまいをした経験がある100人に、離檀をめぐるトラブルや困りごとがあったかを尋ねたところ、以下のような結果になりました。

アンケートの結果、全体の約6割にあたる58人は「とくにない」と回答しており、多くの人は円満に離檀できていることがわかります。
しかし、残りの約4割の人は、何らかの困りごとを経験しているのが実情です。
具体的には、「離檀そのものを強く引き止められた」が24人と最も多くなりました。
長年支えてくれた檀家が離れることは、お寺にとっても寂しいことなので、話し合いがスムーズにいかないケースもあるようです。
また、「金額の折り合いがつかず何度も話し合った」という人も15人いました。
お互いの希望する金額に差があると、解決までに時間がかかってしまうのかもしれません。
こうしたトラブルを避けるためには、早めに相談を始め、誠意を持って話し合う姿勢が大切です。
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離檀料を高額請求されたときの対処法
では、相場を大きく超えるような離檀料を請求された場合、どのように対応すればいいのでしょうか。
感情的になってしまうと解決が遠のいてしまうので、まずは落ち着いて次の3つのステップを試してみてください。
金額と内容を冷静に確認する
まずは、お寺側が提示した離檀料の内訳を詳しく確認しましょう。
離檀料はあくまで「お布施(お礼)」であり、法的な支払い義務や決まった価格表があるわけではありません。
そのため、なぜその金額が必要なのか、お寺側の考えを丁寧に聞き取ることが大切です。
「高すぎる」とすぐに否定するのではなく、一度持ち帰って家族や親族と冷静に話し合う時間を作るようにしましょう。
金額交渉の可能性を検討する
お寺の言い値を受け入れる必要はありません。
自分たちが用意できる予算を正直に伝え、誠意を持って相談すれば、金額を調整してもらえる可能性は十分にあります。
「これまでお世話になった感謝はしているが、今の家計ではこれ以上の負担は難しい」などと、無理のない範囲でお願いをしてみるのがいいでしょう。
お寺側も、檀家との関係を悪くしたまま終わらせたいとは考えていないはずです。
そのため、お互いに歩み寄りの姿勢を見せることが円満解決のコツといえるでしょう。
専門機関に相談する
自分たちだけで話し合いが進まないときは、第三者の力を借りるのも一つの手です。
例えば、墓じまいに詳しい行政書士などの専門家や、消費者のトラブルを受け付けている窓口に相談してみましょう。
法律や過去の事例に基づいたアドバイスをもらうことで、冷静な判断ができるようになるはずです。
また、最近ではお寺との交渉をサポートしてくれる専門業者も増えているので、大きなストレスを感じる前に検討してみるようにしましょう。
離檀のサポートをしてくれる業者の存在を知っていたのは4割以下
墓じまいを進める中で、お寺との話し合いに不安を感じる人は少なくありません。
では、そうしたやり取りを専門的に助けてくれる業者の存在は、どのくらい知られているのでしょうか。
墓じまいをした経験がある100人に、離檀のサポートをしてくれる業者の存在を知っているか尋ねたところ、以下のような結果になりました。

アンケートの結果、墓じまい業者の存在を知っていた人は4割以下にとどまることがわかりました。
ちょうど半数にあたる50人は「知らなかった」と回答しており、お寺との交渉は自分たちだけで頑張るしかないと考えている人が多いようです。
また、「墓じまい後に知った(16人)」という人も一定数いました。
実際に利用した人の8割以上は満足と回答
では、実際に墓じまい業者を利用した人は、そのサービスに納得しているのでしょうか。

アンケートの結果、墓じまい業者を利用した27人のうち、22人が「利用して満足した」と回答しました。
これは利用者の8割以上にあたり、プロのサポートを受けた人の多くが、その内容に納得していることがわかります。
自分たちだけでは難しい交渉を任せられるので、精神的な負担が軽くなったと感じる人が多いようです。
一方で、5人の人は「利用したが不満が残った」と回答しています。
納得のいく墓じまいにするためには、実績が豊富で信頼できる業者を選ぶことがとても大切なようです。
存在を知っていたら「利用したかった」人が約半数
続いて、墓じまい業者の存在を知らずに離檀を進めた人たちの本音も調査しました。
墓じまい業者の存在を「知らなかった」または「墓じまい後に知った」と回答した合計66人に、もし当時知っていたら利用したかったかどうかを尋ねました。

アンケートの結果、66人中34人が「利用していた」と回答しました。
存在を知らなかった人の約半数以上が、もし当時知っていたらプロに頼みたかったと感じているようです。
お寺との話し合いに不安を感じている人にとって、専門業者の存在はとても心強いのでしょう。
もし今、一人でお寺との交渉に悩んでいるのなら、無理をせずプロの力を借りることを検討してみてください。
離檀料の不安は専門家を頼るのが円満解決の近道

離檀料は、お寺への感謝を伝えるための大切なお金です。
今回のアンケート結果からもわかるように、多くの人は50万円未満で円満に解決しています。
しかし、相場がわからなかったり、話し合いが難航したりすると、大きなストレスになってしまいます。
自分たちだけでの解決に不安を感じる場合は、プロの力を借りるのも一つの手です。
最近では、お寺との関係を壊さずに手続きを代行してくれる墓じまいサービスも充実しています。
自分たちだけで抱え込まず、信頼できる専門家に相談することが、結果としてお寺との良いお別れにもつながるはずですよ。
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【調査概要】
- 調査方法:インターネットアンケート
- 調査対象:墓じまいの経験がある男女
※本調査は「わたしたちの墓じまい」利用者に限定したものではなく、墓じまい経験者を対象に実施しています。 - アンケート母数:100名
- 実施日:2026年2月6日
- 調査実施主体:株式会社フーフー「わたしたちの墓じまい」
【まとめ】
- 墓じまいで離檀料を支払った人は約8割で、感謝のしるしとして包むのが一般的
- 支払った離檀料のボリュームゾーンは「5万円〜20万円」となっている
- 離檀をめぐるトラブルを経験した人は約4割おり、早めの相談が大切
- 高額請求された場合は、まず内容を冷静に確認し、誠意を持って交渉を行う
- 離檀サポート業者は満足度が高いので、不安な人はプロを頼るのが円満解決の近道

