近年、自然に還る「樹木葬」を選ぶ方が増えています。
しかし、一方で「思っていた環境と違った」「親族とトラブルになった」という後悔の声があるのも事実です。
当サイトでは、実際に樹木葬を経験した100名に対して独自アンケートを実施しました。
その結果を基に、多くの方が「後悔しなかった理由」と、少なからず存在した「後悔の事例」から学ぶ、失敗しないためのポイントを解説します。
樹木葬を選んで後悔した人は4人に1人

アンケートの結果、樹木葬を選択した100人のうち26人が何らかの後悔や迷いを抱えていることが分かりました。
樹木葬を検討している人にとって、経験者の4人に1人が後悔しているというのは、決して無視できない数字ですよね。
一定数の方が「自分の想定と違った」と感じている現状は、樹木葬が持つ「従来のお墓とは異なる性質」を十分に理解しきれないまま契約に至るケースが少なくないといえるでしょう。
経験者が語る樹木葬で後悔しやすいポイント

樹木葬をした人はどのような点で後悔したのでしょうか。
樹木葬を選択したことについて「後悔している」「少し後悔している」と回答した26人に、後悔した理由を尋ねました。
実際のアンケートをもとに、後悔しやすいポイントを解説します。
親族との認識の違い
他の親戚が、いわゆる「伝統的な墓参り」を想定していたのにやってしまい、実際に訪れたときに説明の必要があった
後継ぎがいないからと自己判断で決めた結果、代々のお墓に入るべきという親族と揉めたから
家族や周りからの考えや意見の行き違い
後悔したポイントとして「親族との認識と違い」という回答が多く寄せられました。
お墓は家系や親族全体が関わる事柄であるため、自分たちだけで決めてしまうと、後から「伝統的な形が良かった」という親族の意向と衝突してしまうリスクがあります。
トラブルを未然に防ぐためにも、樹木葬という選択肢を選ぶ経緯や故人の意向を、親族内で事前に共有し、合意を得ておくことが重要です。
アクセスや管理の負担
最初は自然に囲まれていて良いなと思ったのですが、いざ定期的に通うとなると、霊園までの交通の便やアクセスが不便で墓参りに負担を感じるようになってしまいました。
樹木葬を選びましたが、季節の移ろいとともに生い茂る雑草の生命力に圧倒され、手入れの負担が予想以上で少し後悔しています。
管理が難しいから
アクセスや管理の負担で後悔したという声も目立ちました。
樹木葬は自然豊かな場所であることが多いので、交通の便に難があることも少なくありません。
お参りのしやすさは「供養を続けられるか」に直結するので、必ず実際に足を運び、自宅からの所要時間やルートを体験することをおすすめします。
また、自然に囲まれていることで雑草の除去など管理の手間が思ったよりも大きかったという回答も集まっています。
供養の形式への戸惑い
伝統的なお墓のほうがよかったのではないかと思うことがある
お墓として形ある場所があれば良かったですし供養の実感が薄いからです。
お参りの感覚が薄くなってしまうこと。
樹木葬は従来のお墓のように「墓石」という明確な心の拠り所がないため、埋葬後に「本当にこれで良かったのか」と寂しさを感じてしまうケースもあるようです。
伝統的なお墓の形とは異なるため、供養してる実感が薄いという意見もありました。
樹木葬を選ぶ際はお墓としての形が変わってしまうことを今一度確認しましょう。
費用が思ったよりもかかった
費用が思っていたよりもかかってしまったからです。
費用が高かったから
樹木葬は費用が安いというイメージがありますが、「安さ」だけで選ぶと、後から想定外の出費や不満に繋がることがあります。
費用を確認する際は、初期費用だけでなく、管理費や将来的な法要費などを含めた「総額」で見積もりを出すよう依頼してください。
失敗しない!樹木葬選びの「5つのチェックポイント」
一部「後悔した」という声もある樹木葬ですが、後悔や失敗をしないためにはどのようなことに注意すればよいのでしょうか。
樹木葬を利用した100人に、「ここだけは確認しておくべき」という選ぶ際のポイントを尋ね、それをもとに「5つのチェックポイント」をまとめました。
樹木葬を検討している人は、供養先を選ぶ際の参考にしてみてください。
費用は「総額」で確認する
購入時の初期費用(永代供養料や埋葬料)だけでなく、その後に毎年の『管理費』がかかるのか、生前と死後で支払いの扱いがどうなるのかという費用の総額です。後から追加費用でトラブルにならないように、事前の確認が必須だと思います。
金額だけは絶対確認すべき
一括払いで全部費用が済むのか、年間維持費がかかるのかのチェック
「初期費用が安かったのに、後から管理費や法要費が発生した」という声が多数ありました。
- 初期費用以外に「年間管理費」はかかるか
- 「永代供養料」にどこまで含まれているか
- 将来的にかかる追加費用の有無
これらを必ず書面の見積もりで確認しましょう。
「安さ」だけで決めず、トータルコストで比較するのが重要です。
「個別埋葬期間」と「合祀(ごうし)のタイミング」
最終的に遺骨がいつ、どのように他人のものと混ざるかという点。
一定期間が過ぎて他の人の遺骨と混ざると後から取り出せなくなるので埋葬形態や個別期間の把握が欠かせないので確認しておくべきだと思う。
最終的に他人の遺骨と混ざる「合祀(ごうし)」か、個別のスペースに埋蔵されるかを必ず確認してください。
樹木葬の多くは「一定期間は個別で供養し、その後は他の方の遺骨と一緒に合祀される」という仕組みです。
- 何年間個別で安置してもらえるのか
- 合祀されるタイミングはいつか
- 合祀された後、遺骨は取り出せないがそれで納得できるか
これらを家族や親族と共有しておかないと、将来的なトラブルの原因になります。
「立地・アクセス」は実際に足を運んで確認する
立地やアクセスの良さは事前にしっかり確認したほうがよいと感じました。実際に足を運びやすい場所でないとお参りが負担になってしまうためです。
場所が遠すぎると行くのがしんどくなるので、アクセスの確認はしておいた方が良い。車を持っていない場合は特に。
立地と外観は大切にしてほしい。また、周囲の音等
「お参りが負担になり、足が遠のいてしまった」という後悔を避けるため、以下の確認は必須です。
- 最寄り駅から徒歩や公共交通機関で行けるか
- お墓参りに行く季節(冬場や雨の日)の様子はどうか
- 実際に現地に行き、周囲の雰囲気や見晴らしを確認したか
「将来自分たちが年をとっても無理なくお参りできるか」を想像することが大切です。
親族との「合意形成」を済ませる
自分だけで決めるのではなく、親族としっかりと話し合うべき。
少なくとも近い親戚には、そういう形態でやることを知らせておくべき。
きちんと故人の意思を確認した上で選ぶことをオススメします。
独断で決めたことで、後から親戚と揉めてしまった事例が目立ちます。
- 供養の形態について親族に説明済みか
- 故人の意思を尊重しているか
「従来のお墓でないと納得できない」という親族がいる場合、後々のトラブルを防ぐためにも、決める前にしっかり対話を重ねることが後悔しないための最大のポイントです。
管理体制・運営の信頼性
管理体制です
墓地の管理体制
サポート体制がしっかりしているかどうかです。
大切な故人を預ける場所だからこそ、運営元が信頼できるかは重要です。
- 管理は誰がどのように行っているか
- お寺や霊園の雰囲気、スタッフの対応は安心できるか
- 木が枯れたりした時の対応はどうなっているか
写真だけでは分からない雰囲気や、お坊さんの対応などは、現地見学で目で見て肌で感じて確認してください。
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樹木葬の後悔ポイントを把握して納得感のある選択を

樹木葬は多くの人に選ばれていますが、今回の調査では約4人に1人が何らかの後悔を感じていることがわかりました。
しかし、後悔した理由として挙がった声を見ると、事前準備と確認次第で事後の後悔を防げるケースも多々あるといえるでしょう。
表面的な情報に惑わされず、事前に費用総額や合祀のルール、親族間での合意を徹底することが大切です。
後悔のない選択をするために、現地へ足を運んだり、家族と将来を見据えた対話を重ねたりして、まずは樹木葬についてしっかりと理解を深めてくださいね。
【調査概要】
- 調査方法:インターネットアンケート
- 調査対象:樹木葬の経験がある男女
※本調査は「わたしたちの墓じまい」利用者に限定したものではなく、墓じまい経験者を対象に実施しています。 - アンケート母数:100名
- 実施日:2026年5月19日
- 調査実施主体:株式会社フーフー「わたしたちの墓じまい」

