お墓のお掃除って、意外と時間がかかります。まず何から始めたら良いか、何を準備したら良いか、わからない方もいるのではないでしょうか。
今回は、お墓をお掃除するときに準備するものと、あったら便利なものをご紹介します。
≪準備するもの ~基本編~≫
タオルや雑巾
水を含ませて拭く用と、仕上げの乾拭き用、2枚あると便利です。また軍手など手袋があると細かいところも拭くことができます。
バケツ
水をかけるために必要です。お参り用の水とは分けて用意しましょう。ペットボトルやじょうろがあるとよりかけやすくなります。
たわし・スポンジ
頑固な汚れは、たわしを使ってきれいにしましょう。しかし、金属製のたわしはNGです。また普通のたわしでも強くこすることは避けましょう。墓石のコーティングが剥がれたり、石に傷がつく原因となります。
たわしより、スポンジを使用するほうが安心かもしれません。メラミンスポンジを使用すると効率よく汚れを落とすことができます。
ホウキ
外周り、墓石周辺をきれいにするために必要です。大きめのホウキと小さめのホウキがあるとより掃除がしやくすなります。
≪準備するもの ~あると便利編~≫
歯ブラシ・サッシ用ブラシ
たわしやスポンジでは掃除しにくい、角や隅の掃除に重宝します。また彫ってある文字の部分を掃除するときにもおすすめです。
ペットボトルにつなげて使用できるサッシ用ブラシがあれば、水を流しながら掃除できとても便利です。100均ショップでも販売されている、お手ごろアイテムです。
割り箸 + タオル
石に彫られた文字を掃除するとき、画数が多い文字や小さい文字は、歯ブラシでは掃除しにくいこともあります。そこで、割り箸の先にタオルを巻いたものを準備すると便利です。
コップ洗い用スポンジ
ご自宅で食器を洗うとき、使用している方も多いかもしれません。スポンジに柄が付いていて、花立てを洗うのに便利です。
普通のスポンジでも掃除できそうですが、花立ては長いので柄が付いている方がベストです。
墓用洗剤
汚れがひどい場合、水洗いだけではキレイにできません。そんなときには墓石用の専用洗剤が必要です。石材別の製品もあるので、きちんと調べて購入すると安心です。
墓石用洗剤が準備できなかったからと言って、家庭用の食器洗い洗剤や塩素系・酸素系の洗剤はNGです。シミや変色の原因となってしまいます。
スコップ・ざる
玉砂利の掃除に必要です。スコップですくって、ざるの中で水洗いをするだけ。手ですくうよりもスコップがあったほうが楽です。
≪おわりに≫
隅々までしっかりと掃除する予定ならば、計画的に道具を準備することが大事です。掃除を始めてから、あれがない、これがない、ではなかなか終わりが見えません。
ご紹介した道具は、100均ショップでも揃うお手ごろなものばかりです。またインターネットで検索をすると、掃除道具がセットで販売されているところもありますので、用途に合った道具を揃えましょう。
お墓をキレイにするとともに自分の心も清め、ご先祖様と大事な時間を過ごしましょう。