【未来の負担を軽くする!】墓じまい費用の相場と節約術を徹底解説!

【未来の負担を軽くする!】墓じまい費用の相場と節約術を徹底解説!
遺族の未来の安心を築くために、墓じまい費用は重要な検討ポイントです。

また、遺族が背負う負担を軽くして、財政的なストレスを軽減するために、墓じまい費用の相場と節約術を知ることは必要不可欠です。

「でも、墓じまいをするのって高額なイメージがあって踏み切れない」
「墓じまいはそもそもいくらくらいかかるの?手続きもわからなくて不安・・・」

と、墓じまいという大きな決断を下す上での悩みはつきません。

そこで、この記事では、【未来の負担を軽くする!】墓じまい費用の相場と節約術!終活スペシャリスト「竹下千里」監修のもと、徹底解説します。

墓じまい費用の相場について正確に把握し、節約のための戦略を練ることで、遺族が安心して未来に向けて進むことができるでしょう。

◇この記事でわかること
✅【知っておくべき!】墓じまいの費用相場はどのくらい!?
✅【コレ知らなきゃ損!】墓じまいコストを削減する節約術とは!?
✅【経験者は語る】墓じまい経験の本音を暴露
✅【コレさえおさえればGOOD!】墓じまいをするうえでの大切なポイント
  1. 墓じまいとは?
    1. 墓じまいの概要
    2. 墓じまいのメリットとデメリット
  2. 墓じまいの費用~相場と予算設定~
    1. 墓じまいの基本費用相場
    2. 墓じまいのオプション費用相場
    3. 予算設定の大切な3つのポイント
  3. 納骨先別の費用相場
    1. 永代供養
    2. 樹木葬
    3. 手元供養
    4. 散骨
  4. 墓じまい費用の節約術
    1. ①事前に複数業者から見積もりをもらう
    2. ②自分でできることはする
    3. ③公共の補助金や助成金を活用する
  5. 【遺族の負担を軽くする】~墓じまい支援制度とは~
    1. 墓じまい支援制度の概要
    2. 支援制度を利用するための申請方法
    3. 利用者の声
  6. 【心の準備とともに】墓じまいの精神的負担と克服法
    1. 家族や友人との関わり
    2. 専門家のサポートを利用する
    3. 自分自身の感情を整理する
  7. 【経験者は語る】墓じまい経験者の本音
    1. ①50代男性:家族の意見の不一致
    2. ②60代女性:手続きの煩わしさに疲労感
    3. ③50代女性:業者とのトラブル
  8. 【事前準備が大切!】墓じまいの手続きの流れ
    1. ①親族との話し合い
    2. ②役所への申請手続き
    3. ③専門業者の選定
    4. ④新たな供養方法の選定
    5. ⑤お墓の撤去・移設
  9. 墓じまいをスムーズに行なうための3つのポイント
    1. ①専門家の助言を受ける
    2. ②遺族間のコミュニケーションを図る
    3. ③予算を計画する
  10. 「わたしたちの墓じまい」とは
    1. 墓じまいを広める活動に積極的な代行業者!
    2. サービス内容
    3. 利用者の口コミ
  11. まとめ:墓じまい費用を賢く節約しよう!

墓じまいとは?

墓じまいとは?
墓じまいは、少子高齢化や都市化の進行にともない、近年希望者が増えてきています。

先祖や個人を敬う気持ちをもちつつも、現代に合った供養の仕方を検討しましょう。
まずはじめに、墓じまいの簡単な概要と、メリット・デメリットについてご紹介します。

墓じまいの概要

墓じまいとは、「先祖や家族の墓を撤去し、遺骨を他の場所に移す手続きをすること」です。
主に経済的な理由や家族構成の変化、墓の管理が難しくなった場合に行われます。

たとえば、具体的にどのような場合に墓じまいをしようと考えるのでしょうか。

①都市部に住む子供たちが遠方の田舎の墓を管理するのが難しくなってしまった
②お墓を管理する費用を払えなくなってしまった
③仕事や家族の介護などの理由で引っ越しをすることになりお墓の管理ができなくなった

しかし、墓じまいを行う際には、まず家族や親族との話し合いが重要です。その後、行政手続きや業者の選定、そして遺骨の移転先の確保など、多くのステップが必要です。

墓じまいを検討している方は、まずは家族・親族に相談をし同意を得ることが必要です。
墓じまいは感情的になってしまうことの多い問題ですので、後々トラブルにならないよう、全員が納得した上で進めましょう。

墓じまいのメリットとデメリット

墓じまいは、現代のライフスタイルや家族構成の変化に対応するための一つの方法ですが、メリットとデメリットの両方を慎重に検討することが重要です。

以下にメリット・デメリットをまとめましたので、家族全員でよく話し合い、最善の選択ができるようにしましょう。

メリット デメリット
維持費の削減 精神的負担が大きい
墓参りの負担軽減 家族や親族間の意見の相違
管理の手間が省ける 移転や改葬にかかる費用が発生
新しい供養方法が選べる 手続きや書類作成が手間
土地の有効活用 先祖供養の伝統が途絶える可能性
環境保護や土地の再利用が可能 感情的な抵抗感がある場合がある
遠方に住む家族の利便性向上 地元のコミュニティとの関係が変わる

墓じまいの費用~相場と予算設定~

墓じまいの費用~相場と予算設定~
墓じまいは、亡くなった故人の遺志や残された遺族の状況により決断する大切な選択になります。
しかし、墓じまいの費用は高額になることが多く、遺族の負担は計り知れません。

そこで、事前に知っておくべき墓じまいの基本費用・オプション・予算設定の大切なポイントを解説します。

墓じまいの基本費用相場

墓じまいのプロセスには、いくつかの基本的な費用が発生します。

①墓石の解体・撤去費用:10万円~30万円
②墓地管理者への手数料(墓地清掃や整理費・供養含む):5万円~10万円
③事務的な手続き・許可料:5万円~20万円
④遺骨の移動費用:10万円~20万円

相場金額は、地域やお墓の状態によっても変わります。
墓じまいを検討する際には、いくつかの業者に見積もりをとって検討する必要があります。

墓じまいのオプション費用相場

墓じまいの基本費用に加えて、いくつかのオプションが発生することがあります。
よくあるオプション費用は以下の通りです。

①遺骨を別の場所に納めるための納骨堂や永代供養墓の購入費用:数十万円~数百万円
②僧侶への謝礼:5万円~10万円
③墓地の保存・再利用:20万円~50万円
④離檀料:10万円~20万円

追加オプションの相場を予め知っておくことで、総合的な墓じまいの予算を正確に把握することが可能です。

予算設定の大切な3つのポイント

墓じまいの予算設定をする際には、3つの大切なポイントがあります。

①事前にいくつかの業者から見積もりを取ること
→費用の相場がわかり、適切な業者を選べます。
②墓じまいの計画を立てること
→墓じまいにかかる各プロセスでの費用を明確にすることで、無駄なコストがないかわかります。
③予算には予備費を設定しておくこと
→予期せぬことが発生する可能性があるので、合計予算の10%~20%は予備費として考えておきましょう。

以上の3つのポイントをおさえ、ご家族に適切な予算設定をして、スムーズな墓じまいを実現させましょう。

納骨先別の費用相場

納骨先別の費用相場
墓じまいをする際に、「供養先」に悩む方も少なくありません。

大きく分けて「永代供養」「樹木葬」「手元供養」「散骨」の4つの選択肢がありますが、それぞれかかる費用や特徴が異なります。

ここでは、それぞれ供養方法の概要と基本的な費用相場を解説します。

永代供養

“永代供養”は、寺院や霊園が長期に渡って遺骨を管理・供養してくれる方法です。
この方法は、墓地管理の後継者がいない場合や、遠方に住んでいて定期的にお墓参りができない場合に適しています。

永代供養は、個別のお墓や血縁関係のない他人と遺骨をまぜて埋葬する、合祀(こうじ)など複数のタイプがあります。

費用相場は、供養形態や場所にもよりますが、一般的には20万円~100万円が相場と言われています。

樹木葬

“樹木葬”は、自然に囲まれた環境で遺骨を土に埋葬する供養方法です。

墓標の代わりに樹木を植えるので、故人が生前自然に興味があったり、山登りやアウトドアが趣味だったりする方に人気があります。

樹木葬の費用は個別スペースか合祀(ごうし)により変わりますが、一般的な相場は20万円~50万円です。
最近は、環境保護の観点からも注目を集めています。

手元供養

“手元供養”は、遺骨の一部を手元に置いて供養する方法です。
小さな骨壺やアクセサリーケースなどに遺骨を納めて、自宅で供養することができます。

遺骨を手元に置いておくことで、故人を身近に感じたい!という方に適した供養方法です。
骨壺や遺骨を納めるケースによって費用は変わりますが、5千円~10万円くらいが相場です。

手元供養は、故人にとっても遺族にとっても身近に感じることができ、遺族の心の安心にも繋がる供養方法でもあります。

散骨

“散骨”は、遺骨を粉末状にして山や海などに撒く供養方法です。

自然に還ることを希望している故人に適していますが、墓じまいの際に散骨を選択するには、全ての親族から同意を得るのは難しいかもしれません。

また、散骨には法律的な制約があるので、専門家に相談するのが一般的です。費用は10万円~30万円と意外にも費用がかかります。

※供養方法についてもっと詳しく知りたい!という方は、以下もチェックしてみてください!
墓じまいの際、先祖代々の遺骨をどうするか

墓じまい費用の節約術

墓じまい費用の節約術
墓じまいを行なう場合の相場について解説しましたが、決して安くはありません。
故人を敬いつつも、少しでもコストカットしたいと考えている方も多いでしょう。

そこで、墓じまいを行なう際の実用的な節約術を3つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

①事前に複数業者から見積もりをもらう

墓じまいの費用を節約する第一歩として大切なのは、「事前に複数業者から見積もりをもらう」ことです。

業者により費用や基本料金に含まれている作業が異なる場合があります。
最低でも3社以上は見積もりを貰い、相場を知り比較検討して予算を決めることが重要です。

また、見積をもらう際には、基本料金だけではなく、オプションにどのようなものがあるのか、詳しく確認するようにしましょう。

②自分でできることはする

墓じまいは、撤去・解体作業や遺骨の移送、供養など多くのステップがあります。
一部をご自身で行なうことができるので、自分でできることは業者ではなく自分で行なうことで、節約効果があります。

たとえば、供養や行政手続きなどは自分でもできるので、業者に依頼する手間と費用を削減することができるでしょう。

③公共の補助金や助成金を活用する

自治体によっては、墓じまいに対して補助金や助成金を設定している場合があります。

これらの制度を利用して、費用の一部をカバーすることが可能ですので、まずは住んでいる地域の役所や自治体に問い合わせましょう。

早めの申請が必要な場合があるので、計画的に進めることが大切です。

また、墓じまいは経済的にも精神的にも負荷のかかることです。
しかし、これらの節約術を活用することで、負担を軽減することができるでしょう。

【遺族の負担を軽くする】~墓じまい支援制度とは~

【遺族の負担を軽くする】~墓じまい支援制度とは~
近年、少子高齢化や人口減少に伴い、墓じまいを検討する家庭が増えています。

しかし、手続きや費用が複雑で多くの人が悩みを抱えています。そんな中、墓じまいをスムーズに進めるための支援制度があるのをご存知でしょうか。

ここでは、墓じまい支援制度の概要や具体的な支援内容、そして申請方法について詳しく解説します。さらに、実際に利用した方々の声を通じて、制度の有用性や利用体験についてもご紹介します。

墓じまい支援制度の概要

墓じまい支援制度は、近年増加している墓じまいのニーズに応えるために設立されました。
この制度は、故人の遺族の負担を軽減し、適切に墓地の整理を行うためのサポートとなります。

墓じまいを行う理由として、経済的な負担や後継者不在などが挙げられますが、この制度を活用することで、これらの問題を効果的に解決することが可能です。

たとえば、「墓じまい補助金制度」というものがあります。
墓石の撤去・移動・新しい墓地の設置など、墓じまいに関わるさまざまな費用を上限金額はありますが助成してくれます。

そのほか、「専門家の相談サービス」が受けられます。
具体的には、墓じまいにかかる手続きや必要書類の準備、業者の選定などすべての過程でサポートが受けられます。

自治体によって補助金制度の内容は変わりますので、ご自身がお住まいの自治体ホームページで必ず確認しましょう。

支援制度を利用するための申請方法

申請方法も簡単で、オンラインや市役所窓口から手軽に手続きを行うことができます。
事前に必要な書類を揃えることで、スムーズに支援を受けられるでしょう。

支援制度を利用するための一般的な申請の流れをご紹介します。

①お住いの自治体に支援制度があるか確認する
②墓じまいを実施する
③必要書類を用意する
④自治体に申請書を提出する
⑤補助金をもらう

自治体によっては、補助金が出たあとに墓じまいを行なう流れになります。
適切な支援をしてもらうことで、スムーズに墓じまいが進むでしょう。

利用者の声

墓じまい支援制度を利用した遺族の多くは、支援制度の利用にとても満足しています。

実際の利用者の声をご紹介します。

◇40代男性
「煩雑な手続きを一人で行うのは大変でしたが、支援制度のおかげでスムーズに進めることができました。また、精神的・経済的な負担が減り、安心して墓じまいができました。」

◇50代女性
「手続きが非常にスムーズで、専門のスタッフが丁寧に対応してくれました。おかげで感謝の気持ちを持ちつつ、お墓を整理することができました。この制度があって本当に助かりました。」

◇60代男性
墓じまいを決断するのは簡単ではありませんでしたが、支援制度を利用することでその不安が軽減されました。手続きに関する情報提供が豊富で、費用の負担も大きくありませんでした。特に、遺骨の供養や新しい供養先についてのアドバイスがとても役立ちました。家族全員が納得できる形で墓じまいができて心から感謝しています。」

実際に、支援制度を活用することで多くの遺族が安心して新しい生活を始めることができています。

※墓じまいの支援制度についてもっと知りたい!という方は、以下をご覧ください!
【補助金を利用できる?】墓じまいにかかる費用を抑える方法を解説

【心の準備とともに】墓じまいの精神的負担と克服法

【心の準備とともに】墓じまいの精神的負担と克服法
墓じまいは、多くの人にとって経済的負担だけでなく、精神的なストレスも伴います。

先祖代々のお墓を閉じる決断は、家族の歴史や絆を考えると罪悪感や後悔の念に苛まれることも少なくありません。
しかし、墓じまいは避けられない現実であり、その過程をスムーズに進めるためには、精神的なケアとサポートが不可欠です。

そこで、墓じまいに伴う精神的負担を軽減する方法についてご紹介します。

家族や友人との関わり

家族や親しい友人に、まずは率直な気持ちを打ち明けることが重要です。
墓じまいの決断は、個人的な想いではなく家族全体の感情や歴史に関わる問題です。

ひとりで感情を抱え込まず、想いを共有することで、精神的な負担が軽減されます。
他の家族や親族、友人なども同じような想いをもっている可能性があるので、共感を得られる場合もあるでしょう。

また、墓じまいは過去に終わりを告げることでもありますが、故人を敬い、家族で故人や先祖への想いを話し合うことで感情を整理し、前向きな気持ちで墓じまいを進められるでしょう。

専門家のサポートを利用する

墓じまいのプロセスを知るためには、専門家のサポートを得ることが有益です。
専門家は、プロセスだけではなく、法的な手続きや必要書類などの知識も豊富で安心して墓じまいができ、精神的にも負担が軽減されるでしょう。

自治体によって、支援はさまざまですが、無縁墓を減らそうとする動きが全国で高まり、支援も広がりつつあります。
ぜひ専門家のサポートを利用して、少しでもスムーズに墓じまいを進めましょう。

自分自身の感情を整理する

墓じまいを進めるにあたり、自分自身の感情を整理することも大切です。
寂しさ、罪悪感、悲しみなど、いざ墓じまいを進めようとすると、さまざまな感情があとから溢れてきます。

墓じまいをすることは、決してよくないことではないので、まずはご自身の気持ちに正直に気持ちを受け止めましょう。

そして、故人や先祖を想う時間を作ることも気持ちを整理する上で大切な時間です。
故人との思い出を振り返り、感謝の気持ちをもつことで、前向きな気持ちで墓じまいを進められます。

【経験者は語る】墓じまい経験者の本音

墓じまい経験者の本音
「墓じまい」を行なう際には、多くの方がさまざまな感情や問題に直面します。
予想していなかったトラブルに巻き込まれてしまう方もいるでしょう。

ここでは、実際に墓じまいを経験した方々の本音に焦点を当てて、どのような想いで墓じまいを決断したのか、また直面した課題や感じたことなど、経験者の本音をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

①50代男性:家族の意見の不一致

祖父母の墓じまいを決断しました。祖父母が永眠してから数十年が経ち、墓地の維持費も家計を圧迫していたためです。

しかし、この決断をする上で家族全員の意見が一致するまでに数か月はかかりました。
とくに、母親が「先祖の魂が安らかでなくなる」と強く反対しました。

最終的には、家族会議を何度も重ね自治体でサポートしてくださる専門家の意見を取り入れた結果、母親も納得し、墓じまいを行ないました。

トラブルはあったものの、結果的には家族全員が納得できる解決策を見つけることができました。

②60代女性:手続きの煩わしさに疲労感

都会に住む子供たちが遠方の墓地を訪れるのが難しいことから、墓じまいを決断しました。

しかし、手続きが予想以上に煩雑で大変でした。
役所への届け出や墓地管理者との交渉、さらには遺骨の移設先を探す作業など、多くの手続きが必要でした。

さらに、古い墓地のため、書類が散逸していて手続きに予想以上の時間がかかってしまいました。
最終的にはすべての手続きを完了し、遺骨は近隣の納骨堂に移されましたが準備から完了まで約1年もかかりました。

③50代女性:業者とのトラブル

墓じまいを専門とする業者に依頼しましたが、ここで大きなトラブルが発生しました。

契約内容と実際の作業に大きなズレがあり、提示された見積もりよりも高額な請求が来たのです。
さらに、業者は作業を途中で放棄し、追加の業者を探す必要がありました。

最終的には、消費者センターに相談し、法的手続きを経て問題を解決しましたが、精神的にも金銭的にも大きな負担となりました。「業者選びは慎重に行うべきだ」と感じています。

※墓じまいの業者選びについて知りたい!という方は、以下をチェックしてください!
墓じまいの業者を選ぶポイントは?

【事前準備が大切!】墓じまいの手続きの流れ

【事前準備が大切!】墓じまいの手続きの流れ
墓じまいを検討している方は、手続きや流れが気になるでしょう。

ここでは、墓じまいをするにあたっての準備段階から具体的な手続きの流れについてのステップを、順を追って解説します。

墓じまいの検討段階でとても参考になるので、ぜひご覧ください。

①親族との話し合い

墓じまいを進めるにあたり重要なのは、”親族に理解を得ること“です。
この段階でしっかりと親族の理解を得てコミュニケーションを取っておくことが、後々の手続きがスムーズにいく鍵となるでしょう。

とくに、高齢の親族や、お墓参りを毎年行なっている親族に対しては、丁寧な説明と時間をかけてじっくり話し合うことが大切です。

①墓じまいをしたい理由を説明する
②墓じまい後の供養方法の具体案を提案する

これら2つのことに気を付けて話をすることで、親族の同意を得やすくなります。

②役所への申請手続き

墓じまいのプロセスにおいて、非常に重要なのが”役所への申請手続き“です。
この手続きが完了しないと、墓石の撤去や改葬が認められないので先に進めません。
自治体によって変更点はありますが、大まかな申請手続きの流れを解説します。

①現在お墓のある市区町村に”改葬許可申請書”を提出する
②必要書類を揃えたら役所にすべて提出する
③改葬許可書を受け取り、改葬先の墓地管理者に提出する

①の改葬許可申請書には、墓地管理者の承認印を押さなければなりませんので、事前に墓地管理者と連絡を取り理解を得ておきましょう。

※離檀について知りたい!という方は、以下も必ずチェックしてください!
スムーズに檀家を離れる方法!離檀の手順/費用相場/トラブル対処法
離檀とは

③専門業者の選定

墓じまいを行なうには、2つの専門業者の協力が必要です。

まず1つ目が墓石の撤去や移設などを行なう石材業者です。石材業者は、墓石の解体や運搬などを専門としています。石材の解体や撤去後の清掃も含まれます。

2つ目が、葬儀社や遺骨を専門に扱う業者です。
遺骨を適切に取り扱い、新しい安置所への遺骨の移動や供養などを行ないます。
遺骨の移動は厳格な規則があるので、専門業者の知識や経験が必要です。

これらの業者を自身で探すのが大変な場合は、”わたしたちの墓じまい“のような墓じまい専門業者に一括して依頼するのがおすすめです。

※墓じまい専門業者の選び方を知りたい!という方は以下もチェックしてください!
おすすめの墓じまい代行業者10選を徹底比較!
墓じまいの業者を選ぶポイントは?

④新たな供養方法の選定

墓じまいを行なう場合は、その後の”供養方法”を決めなければなりません。
供養方法は大きく分けて4つあります。

①永代供養:寺院が遺族に代わって供養をしてくれる
②樹木葬:樹木の下に遺骨を埋葬して樹木と一体化させる
③散骨:海や山などに散骨する
④手元供養:遺骨の一部を自身の近くに置いて供養する

どの方法でもよいですが、故人を想い感謝の気持ちをもって供養し続けることが大切です。

⑤お墓の撤去・移設

ここまできたら、ようやく”お墓の撤去・移設“を行ないます。

撤去作業前には、墓石の解体・撤去をするための”閉眼供養”を行ないます。
先祖代々の霊を慰める重要な儀式であり、丁寧に行なってください。

供養後に、撤去・移設・土地の整地などを進めていきます。
この際、環境への配慮も求められるので、信頼できる専門業者に依頼するようにしましょう。

墓じまいをスムーズに行なうための3つのポイント

墓じまいをスムーズに行なうための3つのポイント
墓じまいは、先祖の供養や土地の管理を考慮した上で行なう、とても重要な手続きでもあります。

しかし、墓じまいは一生に1度するかしないかという手続きなので、何からどうしたら良いのか不安な方も多いでしょう。

そこで、”墓じまいをスムーズに行なうための3つのポイント“を解説します。

①専門家の助言を受ける

墓じまいは、法的手続きや地域の文化的な慣習に関する知識が必要とされる場合があります。

そのため、墓じまいの手続きに関する専門家の助言を受けることはとても重要です。
弁護士や墓地管理者などの専門家は、適切な手続きや必要な書類についてのアドバイスをしてくれますので、スムーズに手続きできるでしょう。

また、墓じまい専門業者に相談することもおすすめします。
いちから墓じまいを自分たちで行なおうとすると、寺院とトラブルになってしまったり、金額が知らぬ間に膨れ上がる可能性があります。

適切な相場も分からず墓じまいしたことを後悔してしまうことがあるので注意しましょう。

②遺族間のコミュニケーションを図る

墓じまいは、遺族間でのコミュニケーションが円滑に行われることが大切です。

墓地の処分方法や墓じまいに関する意思決定について意見を交換し、共通の理解を築き全員が納得する必要があります。

コミュニケーションを通じて、意見の相違や誤解を解消し、円満な墓じまいを実現しましょう。
理解を得ずに進めてしまったことで、後から遺族同士が揉めて絶遠状態になってしまうこともあります。

遺族間のコミュニケーションを重視することで、トラブルや対立を未然に防ぐことができます。

③予算を計画する

墓じまいには、費用や時間がかかります。そのため、墓じまいのプロセスに関連する予算や資源を計画し、管理することが重要です。

✅予算管理:予め最低3社の見積もりを取り、墓じまいにかける予算を決定します
✅資源の確保:墓じまいに必要な業者の選定などの資源を計画します
✅支出管理:領収書やレシートなどを保管し管理します

予算の見積もりや支出管理などを行うことで、墓じまいの負担を軽減し、効率的な手続きを進めることができます。また、墓じまいのプロセスが円滑に進行し、遺族の負担を最小限に抑えられるでしょう。

「わたしたちの墓じまい」とは

「わたしたちの墓じまい」とは
わたしたちの墓じまい」は、日本全国での墓じまい施工実績をもつ「墓じまい代行業者」です。
わずか創業18年で、業界最大手として全国で無縁墓や離檀に対してのトラブル対応、また墓じまいに必要なすべての手続きを代行しています。

ここでは、「わたしたちの墓じまい」の特徴やサービス内容・実際に利用した方の口コミなどを詳しくご紹介します。

墓じまいを広める活動に積極的な代行業者!

「わたしたちの墓じまい」では、墓じまいに関するセミナーやyoutube動画配信、書籍販売などを行ない、墓じまいの理解や必要性を広める活動を積極的に行なっています。

墓じまいが近年注目されるようになりましたが、まだまだ現実的な実現まで決断できない方も少なくありません。
そのような方々に向けて、気軽に参加できるセミナーはとくに人気です。

専門家による正しい情報を発信し、適切なサポートができるようにしています。

サービス内容

墓じまいの代行業者はどこまで対応してくれるのか不安ですよね。
「わたしたちの墓じまい」では、以下のサービスを行なっています。

①申し込み前は、お墓の写真等を送ることで概算見積をお出しします
②役所への申請手続き代行
③遺骨の取出し/お送り
④墓石の解体/撤去
⑤新しい供養場所へ納骨

このほか、離檀交渉の相談や墓じまいで起こるさまざまなトラブルや不安を解消できるよう相談に応じています。

利用者の口コミ

それでは、実際に「わたしたちの墓じまい」を利用した方の口コミをご紹介します。

◇長野県在住/男性
子どもが娘しかおらず、嫁いでいるので負担をかけたくないと思い墓じまいを考えていました。そんな矢先に「わたしたちの墓じまい」を紹介していただき利用しました。
スムーズに行なっていただき、無縁墓にもならずに済んだのでとても助かりました。
◇熊本県在住/男性
諸事情により墓じまいをし、遺骨は海へ散骨しました。はじめは躊躇もありましたが、親戚の中にも賛同してくれる者もおり、時代が変わりつつあることを感じた次第です。新設に丁寧に対応していただき、また海への散骨も大変良い形で行なうことができました。
高知県/女性
お寺の檀家でしたが、維持費が高いのが悩みでした。今後、子どもや孫の負担になるのでは思い、共同墓地にすることに決めました。家族も賛成してくれて、悩みも解消されたので気持ちが楽になりました。

まとめ:墓じまい費用を賢く節約しよう!

賢く節約して墓じまいを実現しよう
未来の負担を軽くする!】墓じまい費用の相場と節約術”を徹底解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

墓じまいは、大切な家族の未来を考えたとても大切な決断です。
正しい情報と計画性ある墓じまいをすることで、経済的な負担や精神面の負荷を軽減し、スムーズに墓じまいが進むでしょう。

ご紹介した節約術やスムーズにすすめるためのポイントなどを参考にして、賢く節約しつつ親族全員が納得いく墓じまいを実現させましょう。

※墓じまいについてもっと詳しく知りたい!という方は、以下の関連記事もご覧下さい!
【補助金を利用できる?】墓じまいにかかる費用を抑える方法を解説
墓じまいでよくあるトラブルとは?